45歳からの生活革命

自由をめざすオッサンのためのサバイバル術を紹介しています

中年期の危機の乗り越え方

time 2016/09/05

By: Herb Neufeld

「中年期の危機」については
アメリカの精神科医アーロン・ベックの

1.身体的活力の危機

2.性的能力の危機

3.対人関係行動の危機

4.思考の柔軟性

の4つの危機がありますが、

今回は「中年期の危機の乗り越え方」について

デーケン氏の著書からご紹介します。

上智大学のアルフォンス・デーケン名誉教授は、
日ごろから死について考える
「死への準備教育」を日本に広めました。

中年期の危機について
著書「よく生きよく笑いよき死と出会う」(新潮社)
で解説しています。

8つの危機と乗り越え方についてご紹介します。

 

 

時間意識の危機

時間の概念は
客観的なクロノス時間と
主観的なカイロス時間に分けることができます。

中年期は、
自分に残された時間(客観的なクロノス時間)が
少なくなってきたという感覚に目覚める時期です。
この感覚は不安や恐れを引き起こします。

この危機を乗り越えるには、

これまでのクロノス的な時間意識を変革して、
自分の人生のカイロス時間(生きていると実感できる時間)
に対して、
ためらわず進むことがベストな方法といえます。

自分の役割意識の危機

多くの人は中年期までに
社会的に特定の役割
(職業、地位、家庭内の役割)をはたします。
しかし、
中年期にはその役割も
終わりを迎えることも実感してきます。

そして現在の長寿社会では、
さらに第二の人生が待っています。

そのために、
中年期から老年期に進むにつれて、
新しい役割意識を模索する必要があります。

それは新しい生きがいの探求と結びつき、
新しい人生の価値を見出すことになります。

対人関係における危機

中年期になって、
協調性や柔軟性がなくなって
対人関係に問題が生まれるかもしれません。

どうしようもない孤独を感じたり、
実際に中年期に離婚を経験することも
あるかもしれません。

若いうちは「あの人は役に立つ人だ」、
「〇〇代理店にコネがある」といった
「機能的アプローチ」で人間を捉えてしまいがちです。

中年期になるとそんなことはどうでも良くなって、
「もっと深みのある」、
「人格者かどうか」といった
「人格的アプローチ」を目指すようになっているでしょう。

このアプローチこそ、
新たな発見、出会いに結びつく有効な方法
ということができます。

価値観の危機

青年期には
成功、地位、名誉、財産などを
えることに大きな価値を置きがちです。

しかし
中年期にはこの価値観が揺らぎ始めます。

それなりの業績をあげ、
相応の地位、財産を築いても、
それが幸せ、安心、希望に
直接結びつくわけではありません。

時間意識の危機を感じ、
人生は限りあるもので
いずれは終末をむかえるものだと実感し、
得たものが地位、名誉、財産だけでは
虚しさが残ります。

そのため
価値観の見直しと再評価が必要になります。
自分の人生の真の目的は何なのか、
問い直しが不可欠となります。

思いわずらう危機

思いわずらう危機に対しては、
自分でコントロール出来ることと、
自分ではどうにもならない事を
はっきり区別する。

「自分にできることならベストを尽くしますが、
そうでないことについては、思いわずらわない」
ことだとデーケンは言います。

平凡な人生の危機

中年を過ぎると、
仕事も家庭も平凡な繰り返しが多くなりがちです。

その結果、惰性に陥り、
次第に生きる意欲や喜びが感じられなくなります。

なにか新しい趣味をもつ、
いままでやったことのないスポーツを始めるなど、
惰性を打破する試みを続けることで、
克服の道が開けてくることでしょう。

死に直面する危機

中年になり、
初めて自分は段々と「死」に向かっている
ことを意識させられます。

また、親、恩師、友人、隣人などの
老いや死に遭遇することが増えてきて、
否応なく、人間の死について考えざるを得ません。

デーケン氏は、
中年期の死に直面する危機を、
身近な人の死と自分自身の死に分けて考えています。

死をどう受け止めて、
死の恐怖をどうすれば乗り越えられるのか、
人はどうやって乗り越えてきたのかを
探求することが必要なのでしょう。

真面目になりすぎる危機

若い頃はバカな事、ふざけた事、危険な事さえ
思い付きで行ったりすることもあります。
遊びやいたずらをして大笑いしたり
人生を楽しむことが結構あったでしょう。

しかし、中年期になると、
ユーモアを忘れ、常識的で後先を考えた
真面目な選択や行動しかとらなくなりがちです。

真面目になりすぎて
面白みや刺激のない生活は
生きる活力を低下させてしまいます。

この危機を乗り越えるためには
ユーモア感覚を豊かにすることが必要です。

ユーモアは人間らしく生きていく上で
欠くことの出来ない条件です。

いかがだったでしょう。
なるほどなと感心することばかりです。
ぜひ参考になさってください。

プロフィール

プロフィール

もり まこと

もり まこと

ITコンシェルジュ パソコン・スマホの使い方、おっさんのサバイバル術について書いています。

アーカイブ